この記事の目次
軟式テニスから硬式に転向することにしたとき、最初の壁がラケット選びでした。店頭やネットで検索してみると、種類があまりにも多くて頭が真っ白になります。何百種類とあるラケットの中で、転向したばかりの自分に何が合っているのか——スペックの言葉すら慣れない段階では、正直どこから手をつければいいかわかりませんでした。
試打では、同じ球を打ったときの振りやすさを比べましょう。重さだけでなく、バランス、ストリングの種類や張りの強さでも感触は変わります。フレームの公称重量と、ストリング込みの重量を混ぜずに比較することも大切です。
転向経験者として、「これを知っていればもう少し迷わなかった」というポイントをまとめます。スペックの目安だけでなく、実際にラケットを選ぶときの手順も合わせて書きます。
このページの商品リンクはVCORE 100の2023年モデル(品番07VC100)です。「フレームのみ」の販売では、ストリングと張り工賃が別になる場合があります。購入先の商品説明で、年式・グリップサイズ・張り上げの有無・合計金額を確認してください。
- 軟式と硬式でラケットのスペックが何が違うか
- 重さ・面サイズと、試打で確認したい点
- 失敗しにくいラケットの試し方・選び方の手順
- 筆者が使っているラケットと、選んだ理由
転向者がラケット選びで迷う理由 — 軟式とは基準が違う
軟式で使っていたラケットと、硬式の候補を同じ項目で比べてみましょう。
軟式用も硬式用も、ラケットの重量や面サイズには幅があります。軟式で使っていたモデルを基準に、硬式の候補を比較してください。
私のVCORE 100はフレーム重量の目安が300g、面サイズが100平方インチです。これは私の選択例で、硬式ラケット全体の規格ではありません。硬式用にも軽量モデルや大きな面のモデルがあるので、数字だけで候補を狭めすぎないようにしましょう。
軟式で使っていたラケットと重さや面サイズが違うと、振ったときの感覚も変わります。軟式で軽くて小さい面のラケットを使ってきた人が、急に重くて面が大きいラケットを持つと、最初は違和感しかない。これは当然の反応です。
硬式ラケットの試打で比べたいスペック
私が使っている300g・100平方インチを比較の起点にできます。ただし、軟式経験だけで適正重量は決まりません。軽いモデルも試して、振りやすさで選んでください。
重さについて
300g前後は比較の起点にできますが、誰にでも扱いやすいとは限りません。短い試打で振れるだけでなく、ラリーやサーブを続けても振り遅れないか確かめてください。重いと感じたら、軽いモデルも試しましょう。
面サイズについて
面サイズが大きいほどスイートスポット(気持ちよく当たるエリア)が広く、多少ミスヒットしてもボールが飛んでくれます。転向初期はどうしても当たりが不安定なので、面サイズの違うモデルも試し、当たりやすさと飛び方を比べてみてください。
バランスについて
同じ重量でも、重さが先端寄りか手元寄りかで振った感触は変わります。バランスポイントも比べ、ラリーとサーブの両方で振り遅れないか確かめてください。
転向者がラケットを選ぶ手順 — まず借りて試し打ちするのが近道
スペックの数字を眺めていても、最初のうちは「よくわからない」で終わります。実際に打ってみることが、一番の近道です。
ステップ1: 仲間や先生からラケットを借りて試し打ちする
サークルに入っているなら仲間のラケットを、テニススクールなら先生にお願いして、何本か借りて打たせてもらいましょう。この段階では「どれが打ちやすいか」だけに集中します。スペックのことは後でいい。
ステップ2: 打ちやすかったラケットのスペックをメモする
借りて打った中で「これ振りやすい」「なんか合う」と感じたラケットのモデル名・重さ・面サイズをスマホにメモしておきます。フレームのどこかにスペックが書いてあることも多いので確認してみてください。
ステップ3: ラケットショップで店員に相談する
メモを持ってラケットショップへ行き、「このスペックに近いおすすめを教えてほしい」と伝えます。同じモデルが在庫にあるとは限りませんが、類似スペックのラケットを複数提案してもらえます。
ステップ4: 試打して決める
提案してもらったラケットを試打させてもらい、一番感触のよかったものを選ぶ。「スペックを見て選ぶ」より「打って選ぶ」の方が、自分に合うか判断しやすくなります。
| 比べる項目 | 試打・購入前の確認 |
|---|---|
| 重量 | フレームのみか、ストリング込みかをそろえて比べる |
| 振りやすさ | ラリー・ボレー・サーブで確かめる |
| グリップ | 握ったときの太さと、購入するサイズ表記を確認する |
| 価格 | 本体・ストリング・張り工賃・送料を合わせて比べる |
ラケットの競技区分が分からない場合は、見分け方をまとめたこちらの記事を先に確認してください。
軟式出身の私が使っている硬式ラケット
私が選んだのは YONEX VCORE 100(2023年モデル)です。
私のVCORE 100は、フレーム重量の目安が300g、面サイズが100平方インチです。仲間のすすめと、購入時の値下がりが決め手でした。軟式経験者ならこの重さが合う、と決めたわけではありません。
実際に使ってみて、スピンのかけやすさと打ち負けにくさが特によかったと感じています。転向者の最初の1本として、今も後悔していません。
選んだ理由・使用感の詳細はこちらの記事に書きました。
YONEX VCORE 100(2023)を転向者が使ってみた正直レビュー記事を読む →よくある質問
Q. 軟式経験者は硬式でも同じラケットを使えますか?
A. 軟式用ラケットの流用はおすすめしません。用途が違うので、硬式用を用意してください。硬式用のラケットを別途購入する必要があります。
Q. 最初から高いラケットを買うべきですか?
A. 転向直後は技術よりラケットへの慣れが優先です。まず旧モデルで予算に合うものをコスパよく選んで、スペックに慣れてから好みに合わせてアップグレードする方法でも十分だと思います。
Q. 女性や筋力が少ない人でも300gで大丈夫ですか?
A. 個人差があります。疲れやすい方は280〜290g帯も検討してみてください。ただ軽すぎると打ち負けやすくなるので、まずショップで試し打ちするのがおすすめです。
まとめ
- 軟式・硬式とも仕様には幅がある。使っていたモデルと候補の重量・面サイズを比べる
- 300g・100平方インチは比較の起点。軽いモデルも含めて振りやすさを確かめる
- まず仲間や先生のラケットを借りて試し打ちし、スペックをメモしてショップで相談するのが失敗しにくい
- 旧モデルも候補にし、価格・在庫・状態を確かめて選ぶ
- 筆者はVCORE 100(300g/面100)を選んで後悔なし

