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「軟式テニス」と「ソフトテニス」は、別々の競技を指す名前ではありません。現在ソフトテニスと呼ばれる競技を、軟式テニスと呼ぶことがあります。一方、「テニス」とだけ書かれた募集や商品が、どちらを対象にしているかは、その案内で確かめる必要があります。

この記事は、部活動やスクールの案内、ラケット売り場で名前に迷った方に向けた基礎知識です。名称の関係を整理してから、実際に申し込むとき・買うときの確認方法を説明します。

軟式テニスとソフトテニスは同じ競技を指す

日本学生ソフトテニス連盟の沿革には、1992年4月1日に競技名称を「軟式庭球」から「ソフトテニス」へ改称したことが記されています。昔の記録にある軟式庭球と、現在のソフトテニスを、名前だけで別の競技と捉える必要はありません。出典:日本学生ソフトテニス連盟・沿革。

表記読むときの目安
ソフトテニス現在の競技名。英語表記はSoft Tennis
軟式テニス・軟式庭球ソフトテニスを指す呼び方。古い資料にも登場する
硬式テニスソフトテニスと区別してテニスを指す呼び方
テニス案内の対象競技を確認する。名称だけで用具の適合性を決めない
庭球漢字表記。軟式・硬式の区別には前後の文脈も必要

例えば、古い大会の歴史を調べるときは「軟式庭球」、現在の大会要項を探すときは「ソフトテニス」でも検索すると、資料を見つけやすくなります。ただし、過去の競技名が同じ系列でも、当時と現在のルールが同じとは限りません。

硬式という言葉は競技を区別する手がかり

国際テニス連盟の規則は「Rules of Tennis」という名称です。日本語で硬式テニスと呼んでいるものを調べる際は、英語ではtennisの資料が基本の入口になります。ITF「2026 Rules of Tennis」にはコート、ボール、ラケット、得点などの規定があります。

対してソフトテニスの国際情報はsoft tennisで探します。「硬いテニス」を直訳した単語で探すより、競技名と調べたい項目を組み合わせる方が確実です。国内のスクールでも、案内本文やクラス名にソフトテニスの記載があるかを見ましょう。

「テニス部」とだけ聞いた場合も同様です。学校の伝統や周囲の呼び方を一般化せず、活動紹介に使われているボールや大会名を確認すれば、対象を絞れます。申込前なら「硬式のクラスですか、ソフトテニスのクラスですか」と確認するだけで十分です。

柔らかい硬式の練習球とソフトテニス球は別物

やや紛らわしいのが、硬式テニスの初心者や子ども向けに使う柔らかいボールです。硬式にも学習段階に合わせたレッド・オレンジ・グリーンのボールがあります。柔らかいからといってソフトテニス球になるわけではありません。ITF規則の付録I・VIIIで、ボールと10歳以下向けの競技を確認できます。

購入時は「柔らかい」「初心者向け」という説明だけでなく、商品に記された競技名と用途を見てください。スクールから指定があるなら、その名称をそのまま販売店に伝えます。競技と段階が合っていないボールでは、レッスンと同じ練習条件を作れません。

用具と施設は名前に加えて用途も確認する

ラケットは「テニス用」の一言では選び切れません。ソフトテニス用か硬式用かを公式商品情報で確かめ、型番を合わせます。フレームの色や外観が似ていても、同じ使い方ができるとは限りません。

施設については、競技名に加えてネットを調整できるかも確認します。同じテニスコートを使えても、ネットの設定はそのままとは限らないためです。「コートを予約できた」ことと「希望する競技の準備が整っている」ことは分けて考えましょう。

店頭で「ソフトなボール」と聞いた場合は、競技名を確認してから選びます。商品に書かれた柔らかさの説明と、ソフトテニスという固有の競技名を分けて読めば、子ども向けの硬式レッスンでも買い間違いを防げます。

よくある疑問

「軟式」という呼び方は間違いですか。 ソフトテニスを指すものとして使われています。申込書や大会名を記すときは、その団体が採用する正式表記に合わせると混乱を防げます。

庭球と書いてあれば硬式ですか。 それだけでは判断しません。軟式庭球という名称もあるので、競技名全体と掲載元を確認してください。

実際の転向ではどう感じたか

筆者が軟式から硬式へ転向した経歴は、こちらの体験記事で読めます。一般的な説明と、一人の転向者の経験を読み分けてください。

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参照資料

資料確認日:2026年10月25日。ルールは大会要項と現行規則、製品は使用する型番の最新仕様を確認してください。